▍地域別パワー電池認証試験基準
パワー電池認証表 |
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国・地区 |
認証項目 |
認証対象 |
強制認証か否か |
基準 |
北アメリカ |
cTUVus |
電池システム・セル |
自発性 |
UL 2580 |
中国 |
強制試験報告 |
セル・電池システム |
強制性 |
GB 38031/GB/T 31484/GB/T 31486 |
欧州連合 |
ECE |
EV車パワー電池 |
強制性 |
ECE R100 |
電動バイク用電池 |
強制性 |
ECE R136 |
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TUV Mark |
電動自転車 |
自発性 |
EN 50604-1 |
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IEC EE |
CB |
セル |
自発性 |
IEC 62660-1/-2/-3 |
ベトナム |
VR |
電動自転車用電池 |
強制性 |
QCVN76-2019 |
VR |
電動バイク用電池 |
強制性 |
QCVN91-2019 |
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インド |
CMVR |
電動バイク、電動三輪車用パワーリチウム電池 |
強制性 |
AIS 048 (旧基準)/ AIS 156 (新基準)、 AIS 038 Rev.2 (新基準) |
韓国 |
KC |
時速25km/h以下の足代わり(電動スケートボード、バランススクーター)に搭載されていますリチウム電池 |
強制性 |
KC 62133-2-2020 |
KMVSS |
自動車用パワーリチウム電池 |
強制性 |
KMVSS Article 18-3KMVSSTP 48KSR1024(EVバス用パワー電池) |
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台湾 |
BSMI |
電動バイク、自転車、アシスト自転車用リチウム電池 |
強制性 |
CNS 15387 CNS 15424-1CNS 15424-2 |
電動道路車輌用パワー電池 |
自発性 |
CNS 16160: 2021 |
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運輸 |
運輸鑑定書 |
電池バッグ・EV車 |
強制性 |
UN38.3/DGR/IMDG code |
▍主要認証概要
♦ ECE認証
● 認証概要
ECEとは(国際連合欧州経済委員会)の略称です。1958年に「車両等の相互承認に関する協定」を締結しました。契約国間で統一な車両に関する法的規制(ECE規制)が作成されました。認証が要求される車両とその部品に対して、この規制に満たすことを要求します。また、各国の認証を相互承認します。ECE規制は国際連合欧州経済委員会傘下の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)に起案、作成されます。
● 適用範囲:
ECE自動車法的規制は騒音やブレーキ、シャシー、エネルギー、ライト、乗員保護装置などの製品に対する要求が盛り込まれています。
● ECE規制によるEV車の要求規制
製品規格 |
適用範囲 |
ECE-R100 |
MとN類車両(電動四輪車) |
ECE-R136 |
L類車両(電動二輪車と三輪車) |
E4:オランダを指します(国・地区別にコードも異なります。E5はスエーデンを指します)。
100R:法的規制のコードです。
022492:認証コード(証明書番号)です。
♦ インドパワー電池試験概要
1989年に、インド当局は『中央モータービークル法案』(Central Motor Vehicles Rules, CMVRと略称する)を発行しました。法案によると、CMVRの対象となる自動車、工程機械車、農業林業車はインド交通部に認可された機関から強制性認証を申請しなければならなりません。法案の発令はインド自動車認証の発足でした。その後、インド当局は車の肝心安全性部品も試験認証を通過することを要求しました。1997年9月15日に自動車産業基準委員会(Automotive Industry Standard Committee、AISCと略称する)が設立されました。書記機関ですARAIによって関連基準を起案し、発行されました。
● マークの使用
マークなしです。現在、インドパワー電池は基準試験を行って試験報告を発行すれば認証完成と視されます。関連証明書とマークはありません。
● 試験項目
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AIS 048 |
AIS 038Rev.2 |
AIS 156 |
実施時間 |
2023.04.01締切 |
2023.04.01に強制されます。現在、メーカーの申請を引き受けています。 |
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参考基準 |
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UNECE R100 Rev.3 の技術要求と試験方法は UN GTR 20 Phase1に相当します。 |
UNECE R136 |
適用範囲 |
L、M、N類車両 |
M、N類車両 |
L類車両 |
♦ ベトナムVR強制認証概要
2005年から、ベトナム当局は完成車とその部品を対象に、認証に関する一連の法的規制を打ち出しました。製品の市場投入を審査する管理部門はベトナム交通部及び傘下の自動車登録局です。Vietnam Register制度(VR認証と略称する)を実施します。
●ベトナムVR製品の現状
ベトナム自動車登録局は2018年4月からアフター市場の自動車部品に対し、強制的にベトナムVR認証を申請すると要求しました。現在、強制認証の製品はヘルメットやセーフティーガラス、ハブ、バックミラ—、ヘッドランプ、オイルタンク、蓄電池、内装材料、圧力容器、パワー電池などとなります。
現在、電動自転車やバイクの電池に強制的に要求していますが、EV車にそういった要求はまだ打ち出されていません。
番号 |
認証対象 |
強制認証か否か |
基準 |
サンプル数 |
時間 |
1 |
電動自転車用電池 |
はい |
QCVN76-2019 |
電池バッグ4つ+セル1つ |
6~7週 |
2 |
電動バイク用電池 |
はい |
QCVN91-2019 |
電池バッグ4つ+セル1つ |
6~7週 |
▍MCMから提供されるサービスは?
● MCMはリチウム電池輸送分野において豊富な資源を有し、お客様が生産しましたパワー電池や電動車を世界各国に運べます。
● MCMにはセルから電池モジュール、電池バッグまでの安全や性能試験の条件に満たす各種な設備が揃っていて、研究開発段階の試験を行って精確な試験データを提供します。
● 各国の強制試験センターや国際認証機関と提携し、お客様に多種多様な強制試験案と国際認証サービスを提供します。ワンテストでいくつかの証明書を取得可能です。